2006年 08月 08日
象の背中
読み進めると、新しく出た本のインタビュー。
なんかの雑誌?に連載していたものを
本にしたらしい。
なんとなく惹かれる内容だったので、早速入手。
~末期がん、余命半年を宣言された50代の男性。
妻、息子一人、娘一人。そして恋人一人。
人のいい妻と高校生の娘には病気のことを隠し
大学生の息子と恋人に状況を話す。
延命治療の拒否。
遺言代わりに、自分の人生にかかわってきた人に会いに行く。
最後はホスピスに・・・・~
あちきのうちは自分が知る限り
がんで亡くなっている人がほとんど。
そんな事情も、あちきの触手が動いたきっかけかもしれない。
読み進めていくうちに、妻の強さ
父親と息子の男通しの絆
そして家族の絆の強さを感じた。
それ以上に”死”を宣告された男の
強がりを感じる内容だった。
自分の身内がそうなったとき
あちきはどうやって強がらせることが出来るか
もしくは、心穏やかにさせることが出来るか
そんなことを考える内容だった。
それと、あちきだけかも知れないが、いろんな立場に立って
読むことが出来る物語だった。
もし機会があったら、女性に読んで欲しいと思います。
by fuku0609
| 2006-08-08 23:53
| 本